「数学が苦手だから、プログラマーには向いていない」というのは、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、実際のところ、数学が苦手な人でもプログラマーになることはできるのです。今回は、数学が苦手でもプログラマーになれる理由をご紹介します。
まず、プログラミングに必要なのは「数学力」ではなく「論理力」だといわれているからです。プログラミングは、問題に対してそれを解決するためのプログラムを作成することを目的とされています。そのため、プログラマーに必要なのは、与えられた問題を論理的に分析し、その解決策をプログラムとして表現する能力なのです。つまり、数学の計算力が必要なわけではなく、論理的思考力が求められるでしょう。
また、現代のプログラミング言語は、初心者でも扱いやすいように設計されています。例えば、Pythonは英語に近い文法で書かれているため、英語をある程度理解できていれば、比較的簡単に学べる言語です。また、Pythonには数学に関する機能も多数用意されており、自動的に計算を簡単に行ってくれるので、計算する能力すら必要ありません。
さらに、現在は、多くのライブラリやフレームワークが用意されていて、ある程度の知識を身に着けるだけでプログラムを開発することができるようになります。つまり、自分自身で計算式を書かなくても、ライブラリやフレームワークを利用することで、プログラムを作成することができるようになるのです。
また、数学が苦手な人でも、他の分野で得たスキルや経験をプログラミングに活かすことが可能です。例えば、音楽や美術、ビジネスなどの分野で得た知識や経験をプログラミングに応用することもできるのです。プログラミングには、多様な分野の知識や経験が必要であり、そのため、数学だけにこだわらず、様々な分野で経験を積むことが大切だといえます。